にゃんこたんのつれづれなる日々 ~リベンジ~

ゆるくミニマリストやってます 読むのにお時間とらせません

ミニマリストの心情:捨てたくないなら断る勇気

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にゃんこたんです









以前に、ミニマリストの小説…違います
純文学取り上げました
nyankotanturezure.hatenablog.com


ミニマリスト部分だけを抽出し、記事にしました


そこで、この一節を引用しました

僕はさっきもらったばかりのジューシーメロンパンの箱を開ける。薄い黄緑色のふっくらとしたそれを一秒見るか見ないかで、口をつけず中身を全部ゴミ箱に捨て、オリジナルTシャツ二枚は畳んであるのを開きもせず捨てた。
愛着が湧く前に捨てる。それが鉄則だ。
(中略)
手を洗いながら、さすがにジューシーメロンパンという食べ物を粗末にしたことには、感じるものがあった。こういうときこそ、理性的になる必要がある。小麦粉と砂糖の塊である高カロリーのお菓子を食べれば、太る。太らないよう運動したとしても、時間を奪われる。体内のミトコンドリアでカロリーを燃やすのも、ゴミ焼却場でパンを燃やすにも、どこで燃やすかの違いにすぎない。より無駄が少ない方をと考えたら、そもそも体内に入れず捨ててしまうべきだ。人生の時間は、限られているのだから。

引用:羽田圭介『滅私』

この内容は実際に行うと非難轟々でしょう



寿司屋で寿司ネタだけを食して、シャリ(ご飯)を残す食べ方が問題になったのを思い出しました

天ぷらの衣を剥がす、お肉の脂身を取り出す、こういう食べ方も同様です
一時期流行った迷惑なダイエット方法ですね


そういうことなんでしょう

今やSDGsと騒がれているよう、食材を残したり捨てたりするのは良くないのです





さて、本題です
といっても、大した内容でもありません

最初からメロンパンや寿司を食べなければ良いのでは?

と思うことにします



「それらを食すことによって、どれだけのカロリーを消費しなければならないか」と考えるだけでダイエットになる気がします

身体に入れ消化する労力を考えたら、最初から食べなければ良いのです


こう考えるだけで、おやつやスイーツの抑制になります
考えるだけなので、「捨ててもったいない」という発想もないでしょう


現物は何ひとつここに無いのです

空想上の食べ物にすぎません
自分で買わなければ、節約にもなります


小説もフィクションです
最初から現物は1つもないのです
そう思うと、非常にいい一文ですね





また、引用文に「もらった」とあります
頂きモノというのが困りますね


無料より高い物はない

こういう事です


このことは、「(普通の)モノ」だけでなく「消えモノ(食料品)」に対してもおなじですね
頂いたモノを捨ててしまうのは心苦しいところがあります

その消えモノを捨ててしまうのが今回の一文です


捨てたくないので、頂きモノを断れる能力が欲しいところです


最初から欲しいモノは、自分で手に入れます
頂きモノが、最初から欲しいモノではありません

メロンパンを頂いても、最初からメロンパンを食べたかったわけではありません

この時点で、食べたあとの事を考えた結果として(いらないと)断れるのがスマートなやり方だと思います




いらないモノは、いらないのです

滅私 (新潮文庫) [ 羽田 圭介 ]








ではまた~
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